県道にたまった大量の雪を取り除く除雪車=2月8日午前1時37分、福井県福井市西木田2丁目

 2月の記録的な大雪を踏まえ福井県は、除雪作業の効率化を図るため、除雪車両480台に衛星利用測位システム(GPS)を搭載する。県の各土木事務所がリアルタイムで車両の位置を確認しながら、除雪作業への指示を出す。6月15日に発表した6月補正予算案に8679万円を計上した。

 県道路保全課によると、これまでは除雪業者から出動台数や作業開始・終了の連絡は電話回線を使った専用装置で受けていたが、どの路線を除雪しているかなどは分からなかった。このため、県民やパトロール車からの情報を受け、指示を出すしかなかったという。

 除雪作業の効率化へ、地図データ上にGPS情報を表示するシステムを導入する。ロータリー除雪車や除雪トラックなど480台にGPS端末を取り付け、位置情報や移動状況から作業の進み具合などを把握。除雪が完了した車両を別路線に回すなどの指示を出すことができるという。

 さらに、除雪業者と相談しながら、スマートフォンなどを使って除雪後の路面状況を確認できるようなシステムも構築する。

 15日に会見した西川一誠知事は「大雪は瞬間瞬間、1時間ごとに変化する。実働機関との情報共有ができるので、(除雪の)アプローチがしやすくなる」と効果を説明した。

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