徳島コーディネーター(右から3人目)のアドバイスを受けながらワークショップに臨む参加者=10日、福井新聞社・プレス21

 福井県内の教員を対象にした「NIE(教育に新聞を)研修講座」が10日、福井新聞社・プレス21で開かれた。小中高校から22人が参加。授業で活用できる記事選びや異なる新聞の読み比べを通し、児童生徒の学習意欲や創造性を育む新聞活用法を考えた。

 県教育研究所と県NIE推進協議会が主催し、今年で8回目。福井新聞社の徳島泰彦・NIEコーディネーターが講師を務めた。

 初めに、当日の福井新聞から授業で使える記事を探すワークショップを実施。記事だけでなく、写真や広告にも注目し、ワークシートに書き出した。徳島コーディネーターは「授業のアクセントや、実社会との関わりなど教科書を補う教材として気軽に活用してほしい」と呼びかけた。

 また、オバマ米大統領の広島訪問に関する地元新聞と福井新聞の社説、論説を読み比べ、伝えている内容の違いなどを考えた。グループ討議では「広島の新聞からは当事者意識、臨場感が伝わってくる。書く側の視点によって、主張が異なることを(子どもたちに)学ばせるのに有効」などの意見が出ていた。講座に参加した敦賀南小の稲垣詩野教諭(26)は「写真から見出しを考えたり、見出しを比べたりする活動は楽しんで実践でき、考える力が付きそう」と収穫を得た様子。鯖江中の笠島崇弘教諭(33)は「メディアリテラシー(情報を読み解く力)を養う上で新聞が有効だとあらためて感じた」と話していた。

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