初戦に向け、打撃練習に励む福井工大の選手たち=福井県永平寺町の福井工大カール・マイヤーグラウンド

 第65回全日本大学野球選手権は6日、東京・明治神宮球場と東京ドームで開幕する。北陸大学野球春季リーグを6連覇し、6年連続39度目の出場を決めた福井工大は、大会第1日の1回戦で、愛媛大(四国地区連盟代表)と東京ドームで対戦する。初戦を確実にものにして勢いに乗りたい。

 チームをけん引するのは盤石の投手陣。大黒柱はエース右腕谷崎龍。リーグ戦無傷の7勝を挙げ、最優秀選手に選ばれた大型右腕だ。192センチの長身から投げ下ろす最速148キロの速球が武器。変化球も多彩で、59回1/3を投げて防御率0・61。四球はわずか5個と制球力も抜群。左腕近藤洸は角度のある速球が持ち味。アンダースローの加藤賢哉、球の出どころが見えづらい左腕上田優介ら継投陣も豊富だ。

 リーグ戦のチーム打率は2割8分5厘。打線に派手さはないが、犠打などを絡めて好機を広げ、確実に1点を奪いたい。

 下野博樹監督がキーマンに挙げたのは、3番DH笹岡滉生。リーグ戦では打率4割6分7厘をマーク。コンパクトなスイングで長打力もある左打者が、いかに好機で一本が打てるかが鍵になる。出塁率の高い2番林強太、いぶし銀大瀧三郎、選球眼が良く広角に打てる高山直也の4年生3人にも期待が懸かる。

 初戦の愛媛大は2年連続4度目の出場。プロ注目の本格派右腕田中宏章を擁し、リーグ戦無傷の10連勝で全日本切符をつかんだ。福井工大の下野監督は「ロースコアで先行逃げ切りのパターンに持ち込みたい」と大舞台を見据える。藤本隼人主将は「チームの雰囲気も良い。四球やエラーにつけ込んで点を奪いたい」と闘志を燃やしている。

 大会は全国各地の連盟の代表27チームが出場。12日までトーナメントで頂点を争う。

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