福井県警本部=福井市大手3丁目

 警察官をかたり「口座から現金が引き出されている」などと話す詐欺とみられる不審電話が、6月12日に富山県内で30件以上、13日に石川県内で複数確認された。不審電話は特定の県を狙ってかかってくる傾向があり、福井県警は「県内でも14日以降、発生する可能性がある」と注意を呼び掛けている。

 富山、石川両県の電話で、犯人は「被害を止めるためにキャッシュカードと、メモ紙に暗証番号を書いて用意してほしい」などと話した。13日時点で両県での被害や福井県内での同様の電話は確認されていないが、福井県警生活安全企画課は「キャッシュカードなどを受け取りに来る『受け子』が北陸に滞在している可能性がある。不審電話があったらすぐに警察へ連絡を」としている。

 石川、富山両県では北陸新幹線開業後、首都圏から「受け子」が新幹線で来県するオレオレ詐欺の認知件数が急増した。福井を含む3県警は5月、初めて合同で特殊詐欺対策検討会を開き、連携を強化している。福井市では6月7日、家電量販店の店員を名乗る男から詐欺とみられる電話が相次いだが、前日や前々日に石川、富山両県で同様の電話が確認されていた。

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