福井県立初の併設型中高一貫教育校、高志中(福井市)が開校して1年がたち、「話す・聞く」を重視した英語の独自カリキュラムが学力向上に結びつきつつある。今年4月にベネッセが実施した全国の中高一貫教育校を対象とした「中学学力推移調査」では2年生の英語が全国9位。昨年10月の全国31位から大きく順位を上げた。

 学力推移調査は、全国の公私立計572校(5万5861人)が参加した。高志中2年生は89人が挑み、英語は平均87・2点で全国平均の66・2点を大きく上回り9位となった。国語は36位、数学は101位。国語、数学、英語の3教科総合では全国36位となり、昨年4月の90位、同10月47位からさらに順位を上げた。

 英語の伸びについて、同校の窪田裕行校長は「想像以上。話す・聞くを重視した独自のカリキュラムが、筆記力アップにもつながったのでは」と分析する。

 同校の英語授業は、通常の中学校より1コマ(50分)多い週5コマ。そのうち1コマは外国出身の非常勤教諭らが全て英語で授業を行う。朝には、15分間のラジオでの英語学習を継続。今春からは福井にまつわる各自の関心事を調べる「高志学」で、資料を英語表記で作成し、クラス内で発表している。

 窪田校長は「1期生という重圧がある中で、生徒たちは頑張っていた。努力が成果に表れた」と話している。

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