約2千人が参加した2018年の福井県福井市の成人式。2022年度は会場確保や日程調整が課題となりそうだ=1月7日、同市のフェニックス・プラザ

 「成人式はどうなるの?」。成人年齢を20歳から18歳に引き下げる改正民法が6月13日成立し、2022年4月に施行される。初年度に成人となる18、19、20歳を対象に一斉に成人式が行われるようなら、対象者が3倍になり会場確保の困難が予想される。高校3年生の18歳にとっては、1月は大学受験と重なる大事な時期。何らかの対応を迫られる福井県内の各市町は、現時点では困惑しながらも、足並みをそろえようと他市町や国、県の動向を注視している。

 ▼福井市は一挙6千人

 成人式は、市町や新成人らでつくる実行委員会が主催することが多い。始まりは埼玉県蕨町(現蕨市)が終戦直後の1946年に実施した「青年祭」とされる。影響を受けた政府が48年に1月15日を祝日として「成人の日」に制定し、全国的に成人式が広がったとの説がある。

 成人式の実施時期や対象年齢を定めた法律はないが、福井県内17市町は全て成人の日の時期に合わせて1月に開催。その年度に20歳を迎える人を対象にしている。改正民法が2022年4月に施行されると、初年度は新成人が3倍になる形だ。

 福井市では今年1月、約2千人がフェニックス・プラザでの成人式に集まった。成人式を担当する同市職員の三原嘉允さん(35)は「市内に(3倍の)6千人も入る施設はない。県内ではサンドーム福井くらいではないか」と戸惑う。解決策として▽同じ会場で年齢ごとに時間や日にちをずらす▽年齢ごとに別会場で開く―などの可能性があるが、「3回に分けると来賓や恩師の先生の日程調整も難しくなる。警備や交通面なども課題」になる。

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