フランスのレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」を手にする日本版の大沢晴美編集局長=31日午後、東京都港区

 フランスで歴史のあるレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」の日本版が12月に発刊されることになり31日、東京都港区の在日フランス大使公邸で記者会見が開かれた。日本版第1号は福井、石川、富山の北陸3県と東京のレストランや料理人、独自の食文化、食材など幅広く紹介する。

 「ゴ・エ・ミヨ」は1972年に創刊。欧州では「ミシュランガイド」と並ぶ影響力があるという。レストランの格付けだけでなく、新しいシェフの発掘や食材、食器などのプロにも注目する。これまでにオーストリア、スイス、独など14カ国で各国版を刊行している。

 「ゴ・エ・ミヨ」の日本法人が日本版を発刊し、編集局長は福井県越前市出身の大沢晴美さん(フランス料理文化センター親善大使)が担当する。調査委員による総評で、「期待の若手シェフ賞」など7賞を決める。対象はフランス料理、イタリア料理、日本料理の約400店。発刊は12月3日。

 北陸を第1号に取り上げることについて、大沢さんは会見で「海の幸、白山山系、きれいな川があり、多様な風土が素晴らしい食材や食文化を生んでいる。地元にしかない食材や生産者、歴史ある器にも光を当てたい」と話し、他の地方にも展開していきたいとした。

 現地視察の一環として1日から3日の日程で「ゴ・エ・ミヨ ツアーin北陸」を実施。1日は福井市の料亭「開花亭」で福井の食材と工芸を用いた料理が披露されるほか、県内の酒造会社や刃物生産者を訪問する。2、3の両日は金沢と富山市で北陸3県の料理人によるワークショップなどがある。

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