巣の中で確認されたコウノトリのひな=30日午後2時15分、福井県越前市中野町(福井県提供)

 福井県は30日、同県越前市白山地区で飼育している国の特別天然記念物コウノトリ「ふっくん」「さっちゃん」ペアが温めていた卵から、ひな2羽が誕生したと発表した。福井県での他ペアの有精卵を温める「托卵(たくらん)」によるふ化は、2014年に続き2度目。

 ふ化は同日午前と午後にそれぞれ確認された。淡いピンク色の地肌が見えるひなは体長10センチほど。県のコウノトリ支援本部によると、2羽は殻に穴が開き始めてから、それぞれ半日程度かけて卵から現れ「フィー」と元気よく鳴いた。

 同ペアは、兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)から移送した有精卵3個を27日から抱卵していた。残る1卵も順調なら31日か6月1日にふ化するとみられる。7月下旬から8月上旬にかけて巣立ち時期を迎えるとみられ、福井県はそれ以降に放鳥する方針。

 前回は3羽が誕生し、15年10月に2羽を放鳥した。

 
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