「夜も寝られず吐いていた」「ずっとぐったりし、かわいそうだった」—。給食が原因となった集団食中毒に保護者は困惑し「信頼していた給食がなぜ」と、福井県や若狭町に迅速な原因究明を求めた。

 中学生の子どもが症状を訴えた40代の父親は22日に救急車を呼んだという。「子どもは吐き気がひどく、ぐったりとし、うなっていた。さらに過呼吸のような症状で全身のしびれを訴えだした」と、当時の様子を生々しく振り返った。

 大規模な食中毒で、症状を訴える人が医療機関が休診となる日曜日に増えたことで、問題も生じた。22日昼に中学2年の子どもの診察先を探した30代の母親は「敦賀や美浜も当たったが、どの当番医も混雑し4時間待ちもあった」。知人の医師を頼り、診察してもらったという。

 若狭町は同日夕方から急きょ、三方、上中両診療所を臨時開院したが、母親は「民間医療機関にも働きかけるなどの対応がほしかった」と話した。

 児童生徒の心の傷を心配する声も。40代の父親は「給食を食べた2人の子どもは、これから症状が出るのではと、おびえている」と憤っていた。

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