戦争の悲惨さや平和の大切さを考える講演会(福井新聞社後援)が二十日、福井市の県民会館で開かれ、ベトナム戦争に従軍した元米軍海兵隊員アレン・ネルソンさん(58)が四百人を前に「ベトナムのような、惨劇を二度と起こしてはいけない」と自らの体験を基に訴えた。

 平和を考える女性の集い「福井たんぽぽの会」などが開いた。ネルソンさんは一九六六年から約一年間ベトナム戦争に従軍した。現在は米国や日本などで講演を行っている。

 「子供たちを戦場に送りたくない」と題した講演でネルソンさんは「敵を殺すことだけを習った」と、軍隊の訓練を振り返って紹介。ベトナム戦争で女性や子供らを無差別に殺りくした体験も生々しく語り、「戦争は映画のようなかっこいいものではない」と話した。

 憲法九条にも触れ「皆さんを戦禍から守ってきた条文の重みを実感しなければならない。世界中に九条があってほしい」と強調した。

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