奈良俊幸市長(左手前)から感謝状を受け取る夫の今村健次さん=17日、福井県越前市役所

 福井県越前市は昨年11月に亡くなった市内女性の遺産から2700万円余りの寄付を受け17日、女性の夫に感謝状を贈った。

 女性は同市の今村弘子さん=享年(82)。今村さんが生前、福祉事業の充実発展に役立てるため、遺産を市に寄贈するという遺言書を作っていたことを受け、3月末に預貯金2707万7328円が市の福祉事業資金に寄付された。

 感謝状贈呈は市役所で行われ、奈良俊幸市長が夫の健次さん(77)に手渡した。健次さんの成年後見人で、弘子さんの成年後見人でもあった同市の司法書士中野耕作さん(74)も同行した。

 市社会福祉課によると、同市の福祉事業への寄付としては最高額。奈良市長は「一番いい形(使い道)を検討させていただきたい」と感謝の意を表した。

 中野さんによると、弘子さんは近くの民生委員に相談することも多く、そうした経験も踏まえ福祉事業への寄付を決めたとみられる。

 健次さんは「市民のために役立ててほしい」と述べた。

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