移動図書館車「なかよし号」の巡回サービス終了に伴い、代替策の一つである敦賀市の粟野公民館の図書コーナーが十九日、開設する。十八日には同車にとって最後の仕事となる図書の運搬作業を行い、引き継ぎ作業が完了した。

 公民館に置く本の選定は、約三週間かけ、図書館職員が進めてきた。数日前から同車で約二千三百冊の図書や雑誌、新聞を運搬。図書館と公民館の職員六人が約一時間かけて、ジャンル別に丁寧に陳列していった。

 貸し出し業務は、十九日午前九時から開始する。利用時間は同九時から午後五時まで。最終的に図書コーナーには絵本や児童書、一般書など約二千五百冊の本が置かれることになり、公民館職員が対応する。図書の予約も可能だ。

 また、図書館職員が一日一回足を運び、利用状況をみながら、ニーズに合った図書を加えていく方針だ。

 これまでに開設への問い合わせがあり、本の受け取り手続きをした利用者もいる。同公民館の山口和夫館長は「図書コーナーの開設で、行事がなくても公民館に気軽に立ち寄ってもらえる場所になれば」と期待を寄せている。

 もう一つの代替策である、小学校や老人施設など市内二十二カ所への図書の配置も五月末には終了する見通し。同車は十八日ですべての役目を終えたことになり、今後は廃車となる予定だ。

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