2020年春の完成を目指し、建て替える方針が示された福井銀行本店=13日、福井市順化1丁目

 福井銀行(林正博頭取)は13日、福井市順化1丁目の本店を、老朽化による耐震問題に対応するため建て替えると発表した。現在地に新築し、中心市街地の活性化に寄与したい考えだ。福井銀の創立120周年事業として、2018年度の早い時期に着工し、20年春の完成を目指す。

 同日の決算会見で林頭取が明らかにした。大名町交差点にある本店は旧館と新館から成り、敷地面積は約4300平方メートル。旧館は戦前の1936(昭和11)年、新館は62(昭和37)年に建てられ、ともに老朽化が進んでいた。

 林頭取は建て替えの理由について、東日本大震災や熊本地震を受け、改めて地震への備えの重要性を認識したと説明。「お客さまや職員の安全を守るためにも建て替えが必要」と述べた。また、北陸新幹線の県内延伸による交流人口の増加などを見据え「中心市街地から動くべきではないと判断した。まちづくりや、にぎわいの一翼を担っていく」と話した。

 福井銀は、ユアーズホテルフクイ(福井市)の建て替えを軸としたJR福井駅西口エリアの再開発支援を打ち出している。林頭取は「新本店は再開発と呼応する形で、一体感を出したものにしたい。地域の皆さんが集まることができるようなオープンスペースを設けたい」と展望した。

 現本店を取り壊し新本店を建設する間は、福井市今市町にある福井銀事務センターを、本店各部署の仮オフィスとして暫定的に使用する。同センターも老朽化しており、本店の建て替えに先立ち、同じ敷地内に来年9月の完成を目指して新センターを建設する。現センターは新本店の完成後に取り壊す計画。本店建て替えに伴う総事業費は全体で90億〜100億円規模になるという。

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