3回表福井工大福井2死、島谷元貴(手前右)にソロ本塁打を許した敦賀気比の西本汰生(左)=5日、敦賀総合運動公園野球場

 第136回北信越地区高校野球福井県大会決勝で、敦賀気比は昨秋の福井県大会、北信越大会決勝で快勝した福井工大福井に10点差の完敗を喫した。自慢の堅守はほころび、打線は好機で1本が出ない。攻守で精彩を欠き、3季連続の優勝を逃した。

 両チームのエースが登板せず、打ち合いが予想された決勝。「打たれるのは仕方ない。僕たちがしっかりしないといけなかった」と林中勇輝主将が振り返ったように、野手陣に活気がなかった。

 相手の先発巽竜馬は序盤から低めの変化球が切れた。「低めは振るなと指示はあったが、徹底できなかった」と林中。ボールになるスライダーを振らされ、六回までに7三振を喫した。

 七回には、初の連打で無死満塁の好機をつくった。しかし、黒田響生が外の変化球に空を切り三振。続く山下直樹、林中は内野ゴロに倒れ無得点。九回に本塁打を放った林中は「遅かった。七回で打たないと」と悔しさをにじませた。

 2失策した守備陣は飛球の目測を誤ったり、内外野でお見合いしたりと、記録に残らないミスも相次いだ。試合後、東哲平監督は「(夏へ向け)やり直し」と一言。林中は「当たり前のことを確実にできるようにする。同じ失敗はしない」と前を向いた。

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