ハピリン方面から歩いてくる買い物客らでにぎわう通り=6日、福井市中央1丁目

 福井市のJR福井駅西口再開発ビル「ハピリン」が、4月28日のオープンから1週間が過ぎた。ゴールデンウイークとも重なり、連日大勢の買い物客が来場。ハピリンを訪れた客が町歩きを楽しむ風景も見られ、周辺の商店街にもにぎわいが“復活”。関係者は「想像以上の人通り」とハピリンのオープン効果を感じる一方で、「にぎわいの継続が大事」と気を引き締めていた。

 「出店して4年たつが、見たことのないぐらいのにぎわい」と話すのは、新栄商店街の雑貨店「地球百貨店」店主、山元敏孝さん(48)。ハピリンオープンに合わせ、猫グッズ販売などの催し「新栄ねこ展」(〜22日)を有志で開催。5日までに、約1カ月開いた前回(2014年)の2・5倍の約5千人が訪れた。山元さんは「10年ぶり、20年ぶりにエキマエを訪れた人も多かった」という。

 県営の駅西口地下駐車場の指定管理者、福井駅前商店街振興組合によると、28〜5日までの利用台数は前年同期比の約1・7倍。連日、屋根付き広場「ハピテラス」でイベントが催され、ハピリンから西武福井店までの通りは終日、人通りが絶えなかった。同店にも同1・4倍の11万人が来店したという。

 飲食店も活気づいた。ガレリア元町商店街の「お食事処ほていや」では、29日には用意した食材が底をつくほどの来店があった。店主の平松秀次さん(52)は「ハピリン内の飲食店が混雑したので、商店街まで人があふれたのだろう」と分析。「このにぎわいが続いて、エキマエ全体に広がるといいね」と期待した。

 中央1丁目でセレクトショップを経営する40代の男性店長は「ハピリンとは客層が異なるので、直接売り上げ増につながることはない」としながらも、「久しぶりに人通りが戻ってきてうれしい」と笑顔をみせた。

 駅前五商店街連合活性化協議会の加藤幹夫会長は「しばらくはオープン景気が続くが、このにぎわいを継続させることがこれからの課題」と気を引き締める。「ハピリンを核にエキマエ全体を活性化するため、イベントや共同販促活動などを定期的に仕掛けたい」と今後を見据えた。

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