ボランティアを終え、充実感をにじませる学生たち=4日、福井県永平寺町の福井大松岡キャンパス

 熊本地震の被災地・熊本県西原村でボランティア活動をした福井大医学部の学生らが4日早朝、帰福した。避難所生活を続ける高齢者のケアなどに携わった学生たちは「日程的にきつかったが、被災者に喜んでもらえてうれしかった」。ゴールデンウイークを有意義に使い、その表情には疲れ以上に充実感が漂っていた。

 福井県のボランティア団体でつくる「県災害ボランティア支援センター」の募集に応じた医学生ら34人が、4月30日夕に福井を出発。西原村の小中学校などに開設された避難所4カ所を訪れた。3日間の活動を終え、3日夜に現地を離れた。

 「今までゴールデンウイークは遊んでいたけれど、今困っている人が日本にいるので少しでも力になりたい」と参加した学生たち。避難所では高齢者にリラックスしてもらおうと、洗面器を使った足湯に漬かってもらい、手をマッサージした。子どもたちとは一緒にサッカーやトランプをした。清掃や支援物資の仕分けにも取り組んだ。

 4年の木村依音さん(21)は「マッサージを受けながら悩み事を話してくれた。ストレスを発散してもらえたのでは」と手応えを感じたよう。4年の丸尾亮平さん(23)は「医学の勉強を続ければ、もっと人助けができると感じた」と話し、自身の将来にも実り多い3日間を振り返った。

 「余震があるたびに被災者は不安そうにしていた。機会があれば、また行きたい」と、支援を続ける必要性を痛感した木村さん。「後輩たちに活動をつなげたいし、(県内の大学有志で4月に復活させた)学生ボランティア連盟でも情報を共有したい」と話していた。

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