軽妙な話術で会場を笑いの渦に巻き込んだ桂文枝さん=3日、福井県小浜市白鬚の旭座

 福井県小浜市白鬚にオープンした芝居小屋「旭座」のこけら落とし落語会が3日、開かれた。桂文枝さんら上方落語協会の落語家4人が出演。満席となった会場は笑いの渦に包まれ、晴れやかな幕開けを飾った。

 同市とちりとて落語の会が主催。文枝さんのほか、桂三若さん、笑福亭三喬さん、桂春之輔さんが出演した。市によると落語会には約2千人から応募があり、抽選で150人が来場した。

 文枝さんの演目は、定年後に妻と2人暮らしを始めた夫が、息子に妻との生活ぶりについて愚痴をこぼすというもの。

 新聞の経済面を読んでいると妻が「分かんのかいな」と口出しするなど「やかましい嫁」との日常生活を軽妙な話術で表し、観客は終始手をたたいて笑っていた。

 4人は口上も行い、旭座のオープンを祝った。三喬さんは「旭座とかけまして、古い蛍光灯をLEDに付け替えたと解きます」。その心は「今日から新しい伝統が始まるでしょう」と謎掛けを披露した。

 高鳥森治さん(72)=同市=は「素晴らしかった。手に取るような距離で見られて良かった」と話していた。

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