イタリア野菜の栽培に向けた畑作業に精を出す円山CMBのメンバー=福井市東今泉町

 福井市円山地区の若手まちづくりグループ「円山CMB」は本年度、県内ではまだ作付けされていないリゾット用の専用米栽培を通じた地域交流プロジェクトを始める。特産化も視野に入れながら、5月14日の田植えに始まる農作業とともに、料理教室や収穫祭を楽しむ。市内全域から参加メンバーを募集している。

 昨年10月発足の円山CMBは、地区内外との交流で地元を活性化しようと30〜40代13人が活動している。団体名は「サークル(円)マウンテン(山)ビルド(築く)」の頭文字を取った。

 地区内に広がる田園では生産調整(減反)の影響で大麦の生産が増えてきた中、収益性の高い新たな作物としてリゾット専用米に着目した。同市東今泉町の田んぼ約500平方メートルを地元農家から借り受け、大粒で歯ごたえがあって煮崩れしにくい品種「和みリゾット」を育てる。ルッコラやズッキーニなどイタリア野菜も栽培。作付面積を年々増やし、将来的には6次産業化につなげたい考え。

 プロジェクトの第1期メンバーとして、20〜50歳の市内在住者30人を募る。皮切りとなる田植えイベントは14日午前10時から午後0時半まで。作業後は、県外から取り寄せた専用米のリゾットランチを試食する。

 7月の除草作業ではイタリア野菜を使ったピザづくりとバーベキュー、8月の稲刈りでは米を使ったスイーツ試食を楽しむ。プロに学ぶ料理教室も開く予定。取れた米は乾燥させ、10月の大収穫祭でリゾットにして味わう。参加メンバーには精米したリゾット米1キロを贈る。

 CMBメンバーの福田智司さん(45)は「年間を通じて取り組む農業をツールとして、人のつながりをつくり、できれば特産に結び付けたい」と話している。

 田植えイベントは参加費500円。10日まで受け付ける。問い合わせは円山公民館=電話0776(54)0048。

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