オープンした「まちの駅」の旭座で放生祭の舞台を楽しむ市民ら=福井県小浜市

 福井県小浜市の3駅構想の最後の駅「まちの駅」が1日、同市白鬚にオープンした。移築、復元した明治期の芝居小屋「旭座」は威風堂々のたたずまい。観光客の回遊性を高める文化・観光拠点として期待がかかる。

 旭座内で行われた落成式には、松崎晃治市長や西川知事、福井県選出の国会議員ら約120人が出席。拍子木が2回打ち鳴らされると、舞台の幕が開いた。

 松崎市長は「小浜市ならではの魅力を生かした滞在型観光を目指している。旭座は“守る文化財”から“生かす文化財”として活用する。3駅を連携させ、市内の経済活性化につなげたい」と強調した。

 旭座では、放生(ほうぜ)祭の神楽や獅子などが披露された。明治期の風情が漂う芝居小屋で、多くの市民らが“小浜の誇り”の伝統芸能を楽しんだ。

 まちの駅は、「市観光まちづくり計画」に基づき、約3年かけて整備した。総事業費は約5億円で、旭座のほか、飲食・観光案内棟などで構成する。他の2駅となる舞鶴若狭自動車道小浜インター近くの「道の駅 若狭おばま」、同市川崎地区エリアの「海の駅」がともに半径約1・5キロ圏内にあり、JR小浜駅にも近い。

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