野老朝雄さんがデザインしたバス停案内板の数字と英字フォント=26日、福井県敦賀市のJR敦賀駅前広場

 2020年東京五輪・パラリンピックの公式エンブレムに採用された東京都在住のアーティスト、野老朝雄さんは、JR敦賀駅に隣接する福井県敦賀市の交流施設オルパークや、駅前広場で、案内掲示のマークや英数字のデザインを担当した。決定から一夜明けた26日、同市では渕上隆信市長が「駅前の明るい話題ができた」とコメントを発表する歓迎ぶりで、市民からも「自慢になる」と声が上がった。

 オルパークは14年4月、広場は15年10月に供用開始したばかりの敦賀市の新しい顔。市は詳細設計の監修を東京大大学院の千葉学教授に依頼、千葉教授を通して野老さんが両施設の案内掲示部分のデザインを担当した。

 オルパークではトイレやロッカーなどのマークと、英字フォントをデザイン。出入り口に掲示している施設の案内板も手掛けた。広場でも「01」〜「06」まであるバス停や「タクシーおりば」「身障者用停車場」などの案内板で、野老さんのデザインが使われている。どれも五輪エンブレム同様、シンプルで繊細な表現が目を引いている。

 駅ではこの日、時の人が関わっていたことに市民も驚いた様子で、電車で大学に通っているという吉田くるみさん(20)は「シンプルなデザインがもともと気に入っていたが、一層好きになりそう」と笑顔で話していた。

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