トラックに積み込まれる熊本市への支援物資=15日午後6時20分ごろ、福井市防災センター

 熊本地震を受け、福井市は15日、災害時相互応援協定に基づき、姉妹都市の熊本市に毛布や非常食などの支援物資を送った。同日現在、熊本県内にある福井県企業の事業所や九州を訪れている福井県のツアー客に被害は確認されていない。

 福井市の送った物資は、毛布200枚、ビスケットやおかゆ、缶詰といった非常食計1万5千食、6千リットルの飲料水、ブルーシート120枚など。毛布や非常食は越前市からも提供を受けた。

 福井市役所で同日午後8時ごろ行われた出発式で、東村新一市長が「しっかり任務を果たしてきてほしい」と激励した。市危機管理室の中嶋宏和副課長(49)は「姉妹都市福井の代表として精いっぱいの支援を行ってきます」と力強く語った。16日午前中の熊本市役所到着を目指す。

 また、現地の被害状況などを把握するため15日午前に先遣隊として派遣した職員2人は、午後7時ごろ熊本市役所の災害対策本部に到着した。先遣隊から現地で水が不足しているという連絡が入り、飲料水の量を増やした。

 一方、三谷セキサン(本社福井市)は熊本市に営業所があり、1人いる所員にけがはなかった。建物にも被害はなかった。菊陽町にはナック・ケイ・エス(本社福井市)が事業所を置いており、地震発生時に敷地内の工場は動いておらず、従業員17人にけが人は出ていない。工場は15日朝から稼働したが、自宅の損壊などで同日は従業員4人が欠勤、早退した。

 読売旅行福井営業所によると、12〜16日の日程で九州を巡るツアーに福井県から4人が参加しており、地震発生時は宮崎県内にいて全員無事だった。県教委は4月から熊本高(熊本市)に赴任している福井県の女性教諭(34)の無事を確認した。修学旅行や部活動の遠征などで現在熊本県を訪れている県内学校はないという。

 【下にリンクを記載の熊本日日新聞ホームページでは「ライフライン・災害情報」を逐次公開している。】

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