地震で被害を受けた熊本県益城町の家屋=15日午前6時53分(共同通信社ヘリから)

 熊本県益城町で震度7を観測した地震で、県警は15日、建物の倒壊などによる9人の死亡を確認したと発表した。県によると午前5時現在、県内のけが人は少なくとも765人で、うち53人が重傷。県内約500カ所に一時計約4万4400人が避難した。

 県警と消防は被災者の救出作業を続ける一方、被害状況の確認を急いでいる。政府は松本文明内閣府副大臣を団長とする調査団を派遣し、支援態勢を強化する。

 県警によると、死亡が確認された9人は益城町の61〜84歳の男性3人と54〜94歳の女性4人、熊本市東区の29歳男性と68歳女性。

 JR九州は15日、九州新幹線の全区間で始発から運転を見合わせた。JR西日本は山陽新幹線から直通する列車を博多止まりとした。

 西日本高速道路によると、九州自動車道は熊本県内で路面の陥没や隆起が多数発生している。トラック1台が陥没に巻き込まれたが、けが人はいないという。

 地震は14日午後9時26分ごろに発生し震度7を観測。九州中部を中心に西日本の広い範囲で強い揺れを記録した。15日午前0時3分ごろにも震度6強を観測するなど、余震とみられる強い地震が続いた。国内で震度7を観測したのは2011年の東日本大震災以来で、九州では初めてとなった。

関連記事
あわせて読みたい