JA福井市が新ブランド「ふ」の第1弾商品として発売する福井米コシヒカリ「越の極み」とあられ=8日、福井市の同JA

 JA福井市は米どころ福井の認知度アップと組合員の所得向上へ、コメの量販ブランド「ふ」を立ち上げた。管内でとれた福井米を中心に、米菓などの加工品を県内外に広くアピールしていく。9日からブランド商品第1弾となるコシヒカリ「越の極み(こしのきわみ)」と、あられ6種の販売を始める。

 同JAは昨年11月、食味値85以上で粒厚2ミリ以上の厳選コシヒカリ「極(きわみ)」を発売。福井県内の個人、企業などから贈答用として注文が相次ぎ、1カ月足らずで用意した50袋が完売した。今年に入ってもリピーターの問い合わせがあるほどの人気で、贈答用だけでなく量販向けにも新ブランドを打ち出し、商品展開していくことにした。

 ブランド名「ふ」は福井と、同JAの商品「ふっくら米」から取った。かつて弁当箱などに使われた竹を編んだ籠の見た目や、コメを量る升をイメージしたロゴマークも考案。福井米のおいしさを県内外問わず、「より多くの人に知ってもらおう、食べてもらおう」をコンセプトにしている。

 9日から売り出す「越の極み」は食味値85以上、粒厚1・9ミリ以上の管内産コシヒカリで、5キロ入り税抜き2380円。同JA販売戦略室によると「年にもよるが、管内でとれる全体量の数%程度しかない希少性の高いコメ」だという。

 管内産もち米を100%使ったあられは、出張の際の土産用など同JAの内部で利用していたものを改良。種類も従来あった▽生姜(しょうが)こごめ▽ざらめ糖▽鬼サラダ▽昆布サラダ—の四つに、管内産大麦を煎(い)った粉をまぶした「おちらし」、木田地区で作られる伝統野菜・木田ちそのさわやかな香りが楽しめる「木田ちそ」を追加した。全種類1袋税抜き278円。

 同JAのAコープ3店舗と直売所「喜ね舎愛菜館(きねやあいさいかん)」などで販売。28日オープンするJR福井駅西口再開発ビル「ハピリン」内の「福福館」にも販売スペースを設け、インターネット通販「JAタウン」でも売り出していく。

 同JA販売戦略室は「『ふ』ブランドで今後、玄米茶や穀物アイスといった商品も展開していきたい。加工品の開発で網下米の有効活用を図り、少しでも組合員の所得向上につなげていけたら」と話している。問い合わせは同室=電話0776(33)8158。

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