「ちはやふる 上の句」の公開初日を迎え、大勢の観客でにぎわった映画館=19日、福井市のテアトルサンク

 競技かるたを題材にした人気漫画が原作で、福井県でもロケが行われた映画「ちはやふる」2部作の「上の句」が19日、全国で一斉に公開された。福井県内の映画館は、今年の競技かるた名人位を誕生させた「かるた王国」らしく、かるた愛好者や原作ファンらで熱気を帯びた。

 競技かるたに情熱を注ぐ高校生を描いた青春ストーリー。主人公の綾瀬千早を広瀬すずさんが演じている。県内では、あわら市のJR芦原温泉駅や鯖江市などで撮影が行われた。

 福井市中央1丁目の映画館「テアトルサンク」の初回には、同市円山公民館で毎週開かれているかるた教室から児童約20人が訪れた。原作をほぼ全巻持っているかるた歴8年の渋谷泉さん(円山小6年)は「勝ったときの感動する瞬間がかるたの魅力。映画でもそれを楽しみたい」と、声を弾ませて劇場に向かった。

 千早を競技かるたの世界に引き込む綿谷新を演じた真剣佑さんは、福井県に10日間滞在して福井渚会(県かるた協会)でかるたを特訓した。福井市の伊藤寿樹さん(46)は「(新の)福井弁も聞けたし、友情物語に感動した。この映画で福井が有名になってほしい」と話していた。

 この日は、4月29日に公開される「下の句」の前売り券も発売開始。初日の特典として出演者の写真が入った特製クリアファイルが配られ、ファンを喜ばせていた。

 「ちはやふる 上の句」は県内ではこのほか、鯖江市の鯖江アレックスシネマ、敦賀市の敦賀アレックスシネマで上映している。

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