関西電力は14日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の運転差し止めを命じた大津地裁の仮処分決定を不服として、決定の取り消しを求める異議と、異議の審理の間、一時的に決定の停止を求める執行停止を同地裁に申し立てた。

 大津地裁の9日の決定は、高浜2基について、東京電力福島第1原発事故を踏まえた過酷事故における設計思想や地震対策、津波対策、避難計画などに問題があると指摘。関電に対して「安全性確保について主張、立証を尽くしていない」と断じた。

 申立書で関電は、決定について「当社が提出した安全対策に関する詳細な説明、資料を根拠を示さず不当に無視している。科学的、技術的検討を行っていない」と批判。14日、福井市内で会見した関電幹部は「決定は到底承服できない。これまで以上に主張、立証していきたい」と強調した。

 高浜3号機は今年1月29日に再稼働したが、決定を受けて3月10日に停止。4号機は2月26日に再稼働し、トラブルで同29日に停止していた。決定が覆らない限り、2基は法的に運転できない状態が続く。

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