二○○三年六月に破たん、閉店した鯖江市のショッピングセンター(SC)アゼリア(同市三六町一丁目)跡地について、建物本体の敷地を積水ハウス(本社大阪市)が十三日に取得、住宅地として開発されることが決まった。

 アゼリア跡地をめぐっては、商業施設や子育て支援施設など地元住民らの地域振興の要望などが絡み利用方法が定まらない状態が続いていたが、破たんから二年半を経て宅地化することで決着がついた。

 積水ハウスが取得したのは、駐車場を含めたアゼリア跡地約一万三千平方メートルのうち建物があった部分約九千四百平方メートル。アゼリアを運営していた神明ショッピングセンター協同組合の破産管財人から福井市内の不動産会社が取得。建物を解体、更地化した上で十三日、同社に売却した。近隣に公立病院やSCがあることから高級住宅地開発に適していると判断した。

 「コモンステージ神明」の名称で三十七戸を分譲、建設する。一戸当たりの敷地面積は約二百平方メートルから。電線やケーブル線をすべて地中化。各戸に自然石積みと樹木を設置。全体が電線のない自然と調和した住宅街をつくりあげる。同社によると宅地開発で電線を地中化するケースは県内で初めてという。十五日以降造成を開始、六月中に完成する予定。四月中には販売をスタートする。総事業費は約十五億円。

 跡地のうち残りの駐車場部分の利用策は決まっていない。

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