南条中との統合が検討される河野中=福井県南越前町甲楽城

 福井県南越前町は新年度、町内の小中学校再編に向けた検討委員会を設置し、生徒数の減少傾向が続く河野中の南条中への統合などについて検討を始める。区長らでつくる委員会を立ち上げて、統合の是非や時期について年度内の決定を目指す。

 同町には河野、南条、湯尾、今庄の4小と、河野、南条、今庄の3中がある。

 河野中は1947年に開校した。62年には生徒358人が在籍したが、本年度は1年生18人、2年生3人、3年生12人の計33人。南条中は1年生46人、2年生59人、3年生66人の計171人。

 河野中と南条中は、国道305号ホノケ山トンネル経由で約18キロ離れている。

 現在、河野地区の小中学校は全学年が20人以下のため1クラスとなっていて、保育園を含めると10数年同じメンバーと過ごす。町は統合によるメリットとして、競争による教育の質向上や人間関係の広がりを挙げる。

 また、河野中は部活動も減少し、現在は野球部と女子バレーボール部のみ。町には「部活動の選択肢が少ない」という不満が寄せられているという。

 河野小は各学年10人前後で、2016年度の新入生は2人となる見込み。複式学級の導入が近い将来予想され、南条小との統合が検討対象となる。

 町は昨年度にまとめた総合計画で、小中学校の統廃合の検討を16年度から進めることを明記した。

 検討委員会は新年度中に6回の会合を開くほか、住民へのアンケートを実施する。河野・南条小中以外の学校についても再編の可能性を話し合うことにしている。

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