出荷を始めたNOUMANNのレタス。後ろは山口治太郎美浜町長(左)と宮下清優社長=7日、福井県美浜町役場

 福井県美浜町大藪の人工光型植物工場「NOUMANN(ノーマン)」でレタスの出荷が始まった。LEDライトを大量に取り入れた育苗システムを導入し、世界で初めて工場内でカット野菜に加工する設備を整えている。

 同社は2014年11月に町と工場立地協定を結び、操業停止中だった野菜工場を改修。ことし1月に運転開始し、2月中旬から出荷を始めた。

 プリーツレタスやフリルレタスなど多品種を栽培。中でも、人気が高く栽培が難しいとされる結球レタスに力を入れている。同レタスは長野県を中心に土耕栽培されているが、工場生産は国内では例がない。

 レタスはほぼ無菌状態の工場内で水耕栽培され、無農薬のため洗浄する必要もない。甘くシャキシャキした商品そのままの味を楽しめる。また、加工設備も整っているため工場内で6次産業化でき、清潔さを保ったまま出荷が可能。

 成長速度を上げるために、LEDライトで育苗し、工場内は二酸化炭素濃度を高く設定して効率化を図っている。42〜56日で出荷できる。

 すでに、結球レタスで1日270株、プリーツ、フリルレタスを合わせて1日4千株ほどを生産。県内外に出荷し、町内でもスーパーなどに順次置いていく予定。将来的には輸出も検討していくという。

 工場には15人が働いており、8人が町民。宮下清優社長(30)は「今後も町の雇用を増やしたい」とし、パート、新卒など10人程度募集している。本年の売り上げ目標は6千万円、2017年は1億5千万円を目指す。

関連記事
あわせて読みたい