小学3年の息子は、生まれつき足の指の爪が巻き爪です。親指は正常ですが、そのほかの指の爪は先端部分がネコの手のように曲がっていて、指先に食い込んでいます。爪が伸びると強く食い込んで痛がりますし、爪切りが差し込めないくらいになるので、早めに切るようにしています。何か治療や対処法があれば教えてください。(福井市、女性)

【お答えします】横田日高 福井赤十字病院 皮膚科副部長

■足に合った靴を選ぼう

 お子さんの巻き爪にはさぞや心配されていることと思います。日本人の10人に1人が巻き爪に悩まされているといわれています。大人だけでなく、子どもにも起こります。子どもの爪は大人より柔らかいため、少しの衝撃や圧迫で変形することがあります。生まれつき巻き爪があるとのことなので、両親のいずれかの爪の性質を受け継いでいるのかもしれません。

 巻き爪になってしまう原因として、靴のサイズが合っていない可能性があります。大人であれば足の大きさは変わりませんが、子どもは成長が速いため気が付いたら靴が窮屈になっていて、巻き爪になることがあります。

 また、サイズが少し大きめの靴を履かせているという親御さんもいらっしゃいます。足が靴の中で自由になりすぎていると、足の指に余計な力を入れるため、巻き爪の大きな原因となってしまいます。

 巻き爪にならないためには、かかとの部分がしっかりとしていて、つま先に5ミリ程度の余裕を持った靴を選ぶとよいでしょう。かかとが少し硬めだなと感じるくらいがちょうどよいようです。

■四角い形に切って

 爪の切り方も重要です。早めに切ってしまうと深爪になりやすく、巻き爪がさらに悪化する危険性があります。食い込んでいる部分を切ってしまうのも、かえって爪の変形が進んでしまいますのでやめましょう。巻き爪にならないためには爪の角を皮膚から出るように伸ばし、四角い爪になるように水平に切る「スクエアオフ」という切り方が適しています。

 巻き爪が悪化すると、爪の周りが化膿(かのう)することがあります。市販の消毒液を使用して自己流で処置すると、傷口がかぶれたりするので控えましょう。化膿を抑える抗生物質の投与が必要になることもありますので、速やかに皮膚科を受診していただくのがよいと思います。

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