ゆるパブの会議に持ち込まれた炊飯器。炊きたてのご飯でつくったおにぎりが脳を活発に働かせるとか?

ゆるパブ会議の様子。机の上にはお菓子やジュースが並んでる

 今回は、ゆるパブリック(通称ゆるパブ)の知られざる会議の秘密について。

 世の中には、会議をしてるって事実だけに満足して、なんの解決にもなってない会議がたくさんあるみたい。
 だけど、ゆるパブは、ゆるくすることでものすごく効率のいい会議ができてる気がする。

 1ヶ月に1度のペースで会議が行われるんだけど、会議はいつも何かを食べながら。
 会議の号令は、「いただきます」。

 何か問題を提示してくださいって言っても、なかなかその場で思いつかない。
 けど、雑談っていうリラックスした中で、ふと自分のアイデアや、気になる問題だったりが浮かんでくることってあるから、そこから意見を吸い上げていくって方法を取ってます。
 ゆるパブ自体、目標設定しないことで、いろいろな可能性を模索していこうっていうスタンスだから、会議のやり方がその表れでもあるんだけど。

 参加費は無しで、完全持ち寄り制。
 お菓子や冷凍食品もあれば、自家製お惣菜、炊いたご飯を炊飯器ごと持ってくる強者まで、参加者の個性が光る食材が集まります。

 会議の議題は事前に決まっていますが、「今日は何を決めましょう」とか、「こんな問題点について話し合いましょう」とか、そんなゴールはほとんど設けていません。
 これは、ゆるパブメンバーでも出身者が多い鯖江市JK課と同じで、ゴールや目標を決めないからこそ生まれるものや気づきがあるっていう、理事の若新の考えから。

 「いただきます」は、誰かが決めたわけでもないけど、前回の会議で理事長みどりんが急に言いだした(笑)
 すっごい笑ったけど、そのゆるさがいいし、「会議を始めます」みたいなかっちりした言葉よりもいい気がした。

 そんな、「いただきます」的な発言をいろんな場面でしているみどりんのキャラも、ゆるパブの理事長がみどりんであることも、ゆるパブのあり方に大きな影響を与えているんではないかと思う。

 19歳の女の子が理事長に就任したっていうのは、話題性があるのはもちろんのこと、周りの大人たちが好き勝手振る舞える自由さを生み出してくれてる気がする。
 だって、理事長が50歳のおじさんだったら、みんなめっちゃ気使うでしょ?
 でも、19歳の女の子なら、みんなが自由に意見を言えて、気を使いすぎることなくゆるーくかかわっていける。
 そんな空気感もゆるパブの特徴なのかも。

 あとは、メンバーに未成年がいることによって、会議が終わったら未成年組がすぐにばいばいするから、その流れで帰りやすい(笑)
 ゆるパブメンバーなら、カラオケだって飲み会だって絶対楽しいんだけど、めんどくさい飲み会とか、世間には溢れてるじゃん。
 疲れたら帰ったらいいし、遊びたければそのまま飲みに行ったらいい。

 特に今時の若い人って、そんな自由さやゆるさを求めているけど、我慢している部分がとても多いと思う。
 仕事にしても、地域活動にしても、自分が居心地がいい、楽しいって思わなきゃ、生産性も悪ければ長続きもしないと思うの。

 そんな、何気ないゆるさなんだけど、以外と理にかなってるなあって思えるゆるパブの裏側でしたー!(ゆるパブメンバー、しおりんこと江戸しおり)

  ×  ×  ×

 このコラムに対するみなさんのコメントをFacebookで受け付けています。

 福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。鯖江市に「ゆるい移住」している江戸しおりさんを中心に執筆中。

関連記事
あわせて読みたい