鯖江市のバイオリン奏者で、日本クラシック音楽協会特別会員の栄田嘉一さん(75)によるリサイタル(福井新聞社後援)が二十五日、福井市の県立音楽堂で開かれた。

 栄田さんは毎年、自分の誕生日に合わせコンサートを開いている。この日は福井市の企業集団、小野グループから県が寄託され、音楽堂が保管しているバイオリンの名器「ストラディバリウス・シギチエリ」(一六九四年製)を使って演奏した。

 栄田さんと長い親交のあるピアニスト、桑原やおいさん(73)=福井市出身=が伴奏し、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」などモーツァルトの楽曲を次々奏でた。円熟のコンビと名器が織りなす気品のある音色に、約百人の聴衆は静かに聴き入っていた。合間には栄田さんがバイオリンを教える田中祐輔君(9つ)=同市社南小三年、航洋君(4つ)兄弟も演奏を披露した。

関連記事
あわせて読みたい