北陸新幹線敦賀以西ルートをめぐる各知事の発言

 北陸新幹線の敦賀以西ルートについて、京都府の山田啓二知事は17日、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の検討委員会で、福井県小浜市付近と京都府北部の舞鶴市を経由して京都駅へ乗り入れ、関西国際空港(関空)につなげるルートの実現を要望した。検討委は今回で沿線自治体や経済団体からの意見聴取を終了。5月中に調査対象のルートを絞る。

 山田知事は、京都府北部地域(5市2町)について「人口約30万人で、経済規模は福井市並み。北陸とつながることで日本海側の経済発展の基礎をつくることができる」と、舞鶴経由の重要性を強調した。「(経由地が)舞鶴に近いほど経済効果が上がり、将来的には山陰新幹線を見通した日本海側の軸ができる」と述べた。

 舞鶴経由は、JR西日本が示した小浜—京都駅案より遠回りで、北陸3県の支持が得にくい点には「(北陸3県の思いは)理解できるが、若狭湾、敦賀、舞鶴が将来、日本海側の港湾として大きな発展を遂げるためには必要」と、理解を求めた。

 小浜—京都駅案をJR西が求めていることは「事業主体であり非常に重い。一つの大きな軸だと思う」と述べた。1973年の整備計画にある小浜市や京都府亀岡市付近を通る若狭(小浜)ルートに関しては「関西広域連合での調査では、あまり便益が出ない」と、否定的な見解を示した。整備新幹線の地方負担見直しも求めた。

 会合には京都市の門川大作市長も出席し、京都駅へ乗り入れ、関空につながるルートを要望した。

 事務局長として出席した滝波宏文参院議員は、今後の見通しについて「若狭、湖西、米原ルートに、舞鶴経由、小浜—京都駅を加えた5ルートを議論し、5月中にとりまとめたい」と述べた。

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