福井県の2016年度当初予算案を説明する西川一誠知事=15日、福井県庁

 北陸新幹線敦賀以西ルートで京都府舞鶴市を経由する案について、福井県の西川一誠知事は15日の記者会見で「運行距離がかなり長くなり、建設費が大幅に増え、運賃料金が高くなるという課題がある」と述べ、否定的な考えを示した。

 舞鶴案をめぐっては、京都府の山田啓二知事が年明けに支持を表明。9日には山陰新幹線の早期実現を目指す6府県の47市町村が、与党に要請している。

 西川知事はルートを選ぶ前提として「北陸新幹線の利用者の拡大を図る観点から、大幅な時間短縮が重要」と指摘。支持する若狭(小浜)ルートより、遠回りになる舞鶴案に難色を示した。JR西日本が与党に要望している「小浜—京都駅」案については「京都駅経由は望ましい案の一つと思う」と述べた。

 敦賀以西ルートを議論している与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの検討委員会は5月中に、調査するルートを絞り込む方針。西川知事は「(今後の議論は)新幹線なんだから、早く大阪まで着くことをメーンに議論すべきだ。そこをずらすとおかしくなる」と注文した。

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