桑名市博物館の特別展「徳川四天王の城―桑名城絵図展―」のチラシ

 本多忠勝が築いた海道の名城「桑名城」に関する資料を集めた特別展「徳川四天王の城—桑名城絵図展—」が3月5日、三重県桑名市の桑名市博物館で開幕する。三之丸御殿を新築したという伝承を彷彿とさせる「勢州桑名新御城御建方指圖」(東北大学狩野文庫蔵)など初公開の資料53点を含む関連資料97点を披露する。4月10日まで。

 桑名城は、徳川四天王の一人である本多忠勝が1601年(慶長6年)から2年かけて、揖斐川河口に築いた平城・水城の近世城郭。度重なる焼失や風水害による破損、また、桑名藩が幕末に幕府軍として戦ったことから、明治政府の廃城令によって廃棄が決まり、取り壊されたため城郭は現存していないものの、かつては「海道(東海道)の名城」と称えられた城郭だった。

 同展は、創建時から廃城となった明治期までの城絵図37点をはじめ、初代歌川広重など桑名を描いた浮世絵12点や、徳川秀忠と江の息女千姫を、2代目藩主本多忠政の嫡男忠刻の正室として迎えるために三之丸御殿を新築したという伝承を彷彿とさせる「勢州桑名新御城御建方指圖」(東北大学狩野文庫蔵、初公開)など、桑名城に関する貴重な資料を集めた初めての企画展。

 焼失した天守が確認できる「勢州桑名城図」や桑名城修理図面「伊勢桑名城 諸国城郭修覆圖の内」、櫓の大きさが克明に記された「桑名城記」(東北大学狩野文庫蔵、初公開)など、多くの城絵図を比較することにより、天守に付櫓が2つも存した事や御殿に舞台があった事など、今回初めて明らかになったこともあり、学術的にも発見が多くい。

 同展の入場料は、一般(高校生以上)500円、小中生無料。桑名市博物館メールマガジン購読者は携帯画面を見せるか、プリントアウトしたものを見せれば本人及び同伴者合計2名まで100円引き。開館時間は午前9時30分から午後5時まで(入館は閉館の30分前)。休館日は3月7日・14日・22日・28日、4月4日。

 問い合わせは、桑名市博物館。電話0594-21-3171。Email hakubutum@city.kuwana.lg.jp

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