勢いよく投げられる男性=7日、福井県鯖江市尾花町

 厄年の男性を雪の中に放り投げて厄払いする福井県鯖江市尾花町の神事「殿上まいり」が7日、殿上山(標高約670メートル)の禅定神社で行われた。例年より積雪が少なかったものの、対象の男性が住民から勢いよく投げられ、神社はにぎやかな雰囲気に包まれた。

 市無形文化財に指定されており、400年以上前から続くといわれる伝統行事。毎年2月の第1日曜に行われる。

 午前9時ごろ、しめ縄やお供え物の餅を背負った区民ら約40人が、ふもとを出発。道中で神木とされる杉の木2本のしめ縄を取り換え、約2時間かけて山を登った。

 投げられたのは、厄年の男性、区長や自警隊長ら15人。住民が「よいしょー」の掛け声とともに男性を3回胴上げした後、勢いよく雪の中に投げたり、落としたりした。関佳紀さん(42)は「これで一年間を無事に過ごせます」と晴れ晴れとした笑顔を浮かべていた。

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