約2500種類のボードゲームが楽しめる「ヘクス・イン・ゲームズ」=敦賀市本町2丁目

 近年、盤上にこまやカードを置いたり、動かしたりして遊ぶ「ボードゲーム」の人気が再燃している。福井県内でも敦賀市の男性がこのほど、県内初となるボードゲーム専門カフェを同市本町2丁目にオープン。品ぞろえは約2500種類と全国一を誇り、県内外から熱烈なファンが訪れている。

 友人、家族同士で和気あいあいと会話しながら楽しむ駆け引きや、アナログゲームならではの手触り、質感の魅力などが再評価につながっており、ボードゲームが遊べるカフェやバーは急増。現在、全国に100店舗以上あるという。県内のコミュニティーカフェなどでも定期的にボードゲーム大会が開催されている。

 同市の本町2丁目商店街にある「ヘクス・イン・ゲームズ」。小さいころからボードゲームマニアの鶴田勇さん(46)が昨年12月に開店。それまで県内の古書店などに勤めてきたが、東日本大震災が転機に。被災者らがボードゲームを通じ、笑顔を取り戻してゆく姿に感動してカフェオープンを決めたという。

 店内には、小学生のころから現在まで、全国の店舗や海外のインターネットサイトを通じて地道に集めた世界のゲームを陳列。遊びたいゲームを自由にプレーでき、どれを楽しめばよいか分からない人には相談にも応じる。

 「ボードゲームは幅広い年代層がプレーでき、コミュニケーション力アップや認知症の予防にもつながる」と鶴田さん。名刹(めいさつ)の庭園をボード上で表現する「枯山水」は女性や若者に人気。認知症予防には「あ」から「ん」の平仮名が書かれたカード2枚を提示し、その間の平仮名を三つ以上答える速さを競う「ワードバスケット」を勧める。

 このほか、コーヒー豆の焙煎(ばいせん)を題材にした品切れ続出の1人用ゲーム「コーヒーロースター」など思考・判断力を競うものから、人生ゲーム、モノポリーといった“古典”まで多彩。国立国会図書館にも欠品がある専門誌「タクティクス」「オペレーション」を創刊号から全号保有しており、店内で閲覧可能だ。

 SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で情報発信しており、今のところ広島や埼玉、九州など県外客が多め。鶴田さんは「県内のファンを増やしたい。ボードゲームを使った新社会人の人材育成コンサルティング、幼児の知育も推進していく」と意気込んでいる。

 午後1〜10時。火曜定休。1時間500円、3時間1200円。レディースデー(毎月第1土・日曜)や学割デー(同第3土・日曜)などを設けている。問い合わせはヘクス・イン・ゲームズ=電話0770(25)7929。

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