福井県坂井市三国町出身の坂口直大氏が社長を務める不動産投資ポータルサイト運営のファーストロジック(本社東京都千代田区)が18日、東京証券取引所(東証)市場第1部に上場する。同社は昨年2月に東証マザーズに上場したばかりだが、業績が好調なことから約1年で異例の1部上場を果たす。

 ファーストロジックは坂口社長が2005年8月に設立。不動産投資ポータルサイト「楽待(らくまち)」を運営し、投資家と不動産会社、リフォーム会社などをつなぐサービスを提供している。サイトは掲載物件数、利用者数、使いやすさで、業界トップの評価を受けている。

 同社は、昨年から証券会社や東証の審査を受ける準備を進めていた。審査を通じて1月26日に1部または2部への市場変更の承認を受け、収益や会社の時価総額などが基準を満たしていることから2月3日に1部指定が決まった。

 同社の2015年7月期決算の売上高は9億1200万円、経常利益4億6千万円、純利益2億8700万円。16年7月期の業績予想は昨年12月時点で売上高12億5100万円、経常利益5億5100万円、純利益3億6900万円としている。

 坂口社長は福井新聞の取材に対し、事業を伸ばしていく上で「1部上場は新卒学生の採用力向上につながる」と強調。国の政令改正で民泊が解禁され、空き家・空き室をデイサービスなどの福祉に利用する動きが広まっていくと見込まれる中、「今後、不動産投資家は増えていくだろう」と予想し、「将来的にサイト加盟の不動産会社を現在の約2千社から1万社に、リフォーム業者を約700社から2万社に伸ばし、売上高200億円を目指していく」と話した。

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