北陸新幹線敦賀以西ルートを議論する与党検討委で意見を述べる北経連の久和会長(前列左から2人目)と関経連の辻リニア・北陸新幹線担当委員長(同3人目)=4日、衆院議員会館

 北陸新幹線の敦賀以西ルートについて、北陸経済連合会の久和進会長は4日、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)の検討委員会で「小浜—京都ルートの場合は、敦賀から名古屋への特急しらさぎは当然残してもらわなければならない」と述べ、中京圏との利便性を考慮すべきだとの考えを示した。「京都駅通過という会員の意見が強い」としながらも、具体的なルートは要望しなかった。

 久和会長は北陸新幹線を「北陸地域の成長戦略の基盤となる最重要インフラ」と強調。「ルートごとにメリットと課題があり、(建設費や費用対効果などの)比較データに基づき決めてほしい」とした上で、2016年中にルートを決定し、30年ごろまでの大阪までのフル規格整備を求めた。

 小浜—京都ルートの場合には▽米原ルートに比べ建設距離は長いが、開業時期は米原ルートと同程度▽中京圏へのアクセスの配慮—を要望。具体的に、敦賀—名古屋の特急の存続を主張した。

 米原ルートなら▽将来的な東海道新幹線への直接乗り入れの確認▽当面の東海道新幹線への乗り換え利便性の確保—を条件に挙げた。

 舞鶴経由は「(小浜—京都より)少し遠回りではないか」と、建設費の増大や時間短縮効果などに疑問を呈し、全体的な予算や効用などの説明がいるとした。

 検討委は非公開で行われ、関西経済連合会の出席者も意見を述べた。

 次回会合では、京都府知事と京都市長から意見を聞く。また、従来方針の米原ルートを撤回した関西広域連合の井戸敏三連合長(兵庫県知事)から意見表明の申し出があったため、出席を検討する。

 会合には、本県から滝波宏文参院議員が事務局長として出席した。

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