4号機の原子炉に入れる1体目の燃料をクレーンでつり上げる作業員=31日、福井県高浜町田ノ浦の高浜原発

 関西電力は31日、2月下旬の再稼働を目指す福井県の高浜原発4号機(加圧水型軽水炉、出力87万キロワット)の原子炉に燃料を装荷する作業を始めた。4号機としては初のプルサーマル発電に向け、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)新燃料4体を含む157体を入れる。作業完了は3日の予定。

 4号機の燃料装荷は2011年7月以来、約4年5カ月ぶり。新規制基準に適合し燃料装荷する県内原発は、29日に再稼働した高浜3号機に次いで2基目となる。

 4号機は再稼働に向けた最終手続きとなる使用前検査中で、燃料装荷に必要な検査を29日までに終えた。31日は、MOX燃料1体を含む18体を装荷した。原子力規制庁の検査官2人が立ち合う中、協力会社の作業員ら13人が午後4時から作業を開始。燃料プールからクレーンで1体ずつ燃料をつり上げて、原子炉に移すコンテナに挿入、原子炉へ入れていった。

 昨年12月、3号機の燃料装荷の際に、燃料とコンテナが接触して警報が鳴り、作業を一時中断するトラブルがあったため関電は、照明付き水中カメラの位置を変更。別の場所に同カメラを1台増やした。

 燃料装荷後は3号機同様、原子炉容器の組み立て作業などを行う。2月下旬に原子炉を起動し、3月下旬の営業運転を目指す。

 一方、再稼働した3号機は、関電によるとトラブルや不具合はなく、順調に進めば、1日午後2時ごろ、発電・送電を開始し、4日ごろには、出力100%でフル稼働する。規制庁の最終検査を経て、2月下旬に営業運転に入る。

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