敦賀気比(福井県敦賀市)のセンバツ出場は2年連続7度目。昨年の夏の甲子園2回戦で花巻東(岩手)に敗れた後、投手陣は甲子園経験がある188センチの長身山崎颯一郎をエースに、打撃陣は前チームでも主軸を務めた林中勇輝を中心とし守備からリズムを作り守り勝つチームとなった。

 秋季福井県大会は初戦3—0、2回戦5—0、準々決勝を10—0と連続完封勝ち。北信越大会の切符が懸かった福井商業との準決勝は七、八回に得点を重ね最終回に2点を奪われたものの4—2で逃げ切った。福井工大福井との決勝は打線が2桁安打8得点、投げては先発右腕西本汰生が打たせて取るピッチングで完封、チームを3年ぶりの秋の頂点へ導いた。

 北信越大会は、安定感のある山崎、西本両投手と、県大会チーム打率3割1分7厘、盗塁10の機動力を備えた抜け目のない攻撃を持ち味に挑んだ。東京学館新潟との1回戦は投打で終始圧倒、6—1と寄せ付けなかった。富山商業との準々決勝も投打がかみ合い8—1(七回コールド)と危なげない試合運びで勝ち進んだ。佐久長聖(長野)との準決勝は中盤に先制を許し0—3とリードを許したが七、八回に持ち前の集中打を浴びせ、7—3と試合をひっくり返した。投げてはエース山崎が被安打9ながら要所を締めて完投した。福井工大福井高との福井県勢同士の決勝は、序盤に6点を挙げ流れをつかみ、エース山崎は何度も得点圏に走者を許したが角度のあるストレートを武器に1失点完投、秋2連覇を達成した。

 秋の県大会、北信越大会と無敗で挑んだ明治神宮野球大会は初戦の準々決勝で創志学園(中国代表・岡山)を相手に効率よく加点し5—1で下した。青森山田(東北代表・青森)との準決勝は打線が先発全員安打の猛攻、投手陣も継投で8—5と勝利したが、決勝では四国代表の高松商(香川)に3—8と終盤に逆転を喫し、初優勝を逃した。

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