福井県鯖江市が25日に行うはずだった昨年11、12月分の上下水道料金の口座引き落としが、市職員のミスで行われず、約1万1千件分の1億7300万円が未徴収となっていることが28日分かった。市は29日以降、対象の世帯や事業所に文書を送付して、おわびするととともに2月12日に引き落とすことを通知する。

 市によると、引き落としが行われなかったのは旧国道8号より東側の地域。引き落とし日の変更による料金の増減はない。

 引き落としは、県丹南広域組合が丹南2市3町の処理依頼書を取りまとめ、市民情報を管理する民間のデータセンターに送り処理する。上水道課の担当職員が同組合へ19日に送った依頼書を作成した際、誤って昨年12月の引き落とし日の未納者210件分の引き落としを行う処理を入力していた。同組合も依頼書の内容をチェックしていなかった。未納者の引き落としは今月12日にも行われていたが、重複して引き落とされることはないという。

 25日、引き落とし対象者リストを確認した同課の職員がミスに気付いた。市役所には市民や事業所から問い合わせが十数件あり、桶谷秀二上水道課長は「市民の方にご迷惑をお掛けして大変申し訳ない。再発防止に努めたい」としている。

 ミスを受け、大口の事業所約50件に市職員が直接陳謝した。これを除く約1万950件へ向けたおわび状の作成、郵送の経費に約78万円が、2月12日の引き落とし後に送る口座振替済み通知書の費用には約70万円が必要になるという。

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