雪が降った。楽しかったのは最初だけ。

恐怖の溝。いっちょまえに水門までついている、予想をはるかに超えるスケール感。

 暖冬暖冬といいながら、突然の雪!
 皆さま大丈夫ですか?

 私は、無理です!(笑)

 雪国育ちじゃない人間って、めちゃくちゃ雪好きなんですよ。
 小学校とか、雪降ったら1日外遊びになっちゃうくらい。
 そのくらい、私たちにとって雪って素晴らしいもの。

 だったはずなんだけど、もう無理です(笑)

 福井で初めて本格的な雪が降った時は、意味もなく外に出て、寒い中ニヤニヤしながら雪だるまを作ったり、無心で雪の上を歩いたりと、23歳らしからぬことをしていたんだけど、最近はそんな気力もないよね。

 先週末からガチ雪が降った時、私は運よくなのかなんなのか、関東の自宅に帰っていて、無意識に避難できてたみたいなんだけど、その前の、まだ序の口だよーってレベルの雪でもううんざりしてました。

 福井、いいところだし住んでもいいかなって思ってたけど、無理です!

 でも、そんな雪に無縁だった私だからこそ気になる、雪国のあれこれがあるんです。
 福井では普通かもしれないけど、私、いろいろ気になってる。

 ■溝、危なすぎるけど、実は便利なやつらしい

 私の住んでいる福井県鯖江市では、道の脇にめちゃくちゃ幅広い水路がある。
 ぼーっとしながら歩いてて角を曲がったらいきなり現れたり、本当に危険!
 夜なんて一切見えないから、とりあえず道の真ん中を歩くっていう癖がついた(笑)
 実際に酔っぱらって落ちそうになった人とか、シラフなのに落ちた人もいるらしい。

 なんでそんな危険なものが、柵も蓋もなく存在してるの?って若干キレ気味で地元の人に聞いたら、どうやら雪の時に絶大な力を発揮するらしい。
 雪かきした後に、雪を捨てるのが楽なんだってさ。

 確かに納得だなーとか思ってたんだけど、この前、雪が積もった時に外を歩いたら、さらに溝の存在がわかりづらくなって、歩くのめっちゃ怖かったんだけど。
 けど、あの溝たちは大活躍したんだろうなあ。

 ■地面から水噴いてるけど、あれ気になる

 雪国では、路面が凍らないように、地面から水が出るっていうのはなんとなく聞いたことがあったけど、最近は大活躍ですね。

 でもあれ、水の出方もうちょっと均一にならないのかな。
 じわじわーってしてるやつもあれば、噴水みたいな高さまで上がってるやつもあるじゃん。
 何がどうなってるの?穴詰まってるの?

 ちなみにあれの名前は「消雪パイプ」だとか「融雪装置」や「消雪工」って言うらしい。実はいいことばっかりじゃなくて、地下水のくみ上げすぎによる地盤沈下を引き起こしたり、弊害もあるみたい。

 ■雪国、車社会すぎ!

 田舎は車社会!なんて言うけど、実際なくても生きてけるじゃん。
 と思ってたけど、違かった。

 雪の積もった日、なんとなく出歩いてみたら、5分で絶望した。
 だって、雪かき後の雪が全部歩道につもってるんだもん。
 つもってはいなくても、手つかずなんだもん。
 挙句の果てに、信号を渡った先が雪の壁でした。
 一体なんのダンジョンなんだ…。

 片や綺麗に除雪された車道。
 片や雪の積まれた歩道。

 ああ、車様。
 ここでは車が一番偉いんだな。
 雪国には、歩行者って概念がないんだなぁと、地味に傷ついたペーパードライバーのしおりんでした。

 でも、もちろん歩道を雪かきしてくれている方もたくさんいるんです。
 ありがとうございます。
 歩行者は忘れられてはいなかった。感激。
 そのうち手伝います…。

 ちなみに、雪の時には除雪車とかも大活躍してますが、あれの費用ってやばいらしい。

 費用は除雪にかかった時間で変わるから、雪の量が多ければ多いほど費用もかさむんだけど、例えば鯖江市だと、市内全域を除雪するとなると、1度で1000万円代後半以上の費用がかかるらしい。
 たったの1日で。

 雪があるってだけでそれだけの税金がかかるってことは、雪国って経済的にもものすごいハンデを負ってるってことですよね。
 もっとリーズナブルに除雪する方法が生まれたりしないんだろうか…。

 雪はやだやだと駄々をこねてばかりでしたが、いいなって思うこともあるんです。
 次回はそんな話も紹介します。(ゆるパブメンバー、しおりんこと江戸しおり)

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 福井の若者や学生、公務員、起業家、経営者、研究者などがゆるくつながり活動する一般社団法人ゆるパブリック(略称:ゆるパブ、2015年福井に設立)が、さまざまな視点から福井のまちの「パブリック」に迫ります。鯖江市に「ゆるい移住」している江戸しおりさんを中心に執筆中。

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