ピークを迎えているばんこもち作り=26日、福井県池田町のふるさとふれあい道場

 福井県池田町に古くから伝わる保存食「ばんこもち」の生産が、同町土合皿尾のそば打ち体験施設「ふるさとふれあい道場」でピークを迎えている。乾燥のため竹につるされた餅が並ぶ光景は、昔ながらの農村の風情を漂わせている。

 円盤状で「なべしき」とも呼ばれるばんこもち。戦前は各家で作られ、田植え期のおやつとして食べられていた。生産は水に菌が入りにくい1月上旬から始まり、3月上旬まで続く。

 26日は、同道場の職員ら7人が作業。町産のもち米とうるち米に、冷凍保存していたヨモギを加え、臼に入れてきねでついた。つきあがった餅は直径18センチ、厚さ2センチに手際よく広げていった。5日間乾燥させた後、穴を開けてひもを通し1週間以上つるし仕上げる。水に浸し、軟らかくして食べる。今年は約1500枚を作る予定。

 同道場のほか、渓流温泉「冠荘」、まちの駅内の「こってコテいけだ」、福井市のベル内「こっぽい屋」で、一枚1300円から販売している。28日は午前10時から、「こっぽい屋」で試食ができる対面販売も行う。

 
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