活動拠点の古民家前で木材を加工する学生たち。河和田アートキャンプでは毎夏、アート作品制作を通して地域を盛り上げている=2011年8月、福井県鯖江市河和田町

 地域活性化に挑む団体を支援しようと、福井新聞社など地方新聞45紙と共同通信社が設けた「第6回地域再生大賞」の各賞が23日決まった。東海・北陸ブロック賞(副賞10万円)に、福井県から推薦した「河和田アートキャンプ」を運営するうるしの里活性化推進事業実行委員会(鯖江市)が選ばれた。大賞(同100万円)は「かさおか島づくり海社」(岡山)、準大賞(同30万円)は「沼垂テラス商店街(テラスオフィス)」(新潟)と「岡崎まちゼミの会」(愛知)に決まった。表彰式は2月19日、東京都内で行う。

 特設の表彰として「葉っぱビジネス」で知られる功績を評価し「いろどり」(徳島)に、選考委員長賞(同20万円)を贈ることを決定。親が外国人の子どもの支援に取り組む「Minamiこども教室」(大阪)も奨励賞(同20万円)とした。

 第6回地域再生大賞には、都道府県から原則1団体ずつ計50団体を推薦。選考委員会(委員長・岡本義行法政大大学院教授)が審査にあたった。

 東海・北陸ブロック賞に選ばれたうるしの里活性化推進事業実行委員会が運営する「河和田アートキャンプ」は2005年に始まった。県内外の学生が夏休み中に鯖江市河和田地区に滞在し、アート作品制作を通して住民と交流。地域貢献の視点に立った活動を展開している。同実行委の谷口康彦委員長(56)は「学生と住民によるまちづくりが評価されありがたい。地域の将来に向け、受賞を励みにさらなる展開を図りたい」と喜びを語った。

 大賞のかさおか島づくり海社は、介護や買い物支援で島の暮らしを支える。沼垂テラス商店街は衰退した市場を若者が集まる場所に再生。岡崎まちゼミの会は商店主が技術を伝え消費者の関心を集める活動を広げた。いずれも地域づくりのモデルになると評価された。

 ブロック賞はほかに、「とびしま」(山形)、「いいだ人形劇フェスタ実行委員会」(長野)、「きみかげの森」(奈良)、「鳥の劇場」(鳥取)、「どんぐり1000年の森をつくる会」(宮崎)に決定。特別賞(同10万円)には「森の生活」(北海道)、「天草市大浦地区振興会」(熊本)の2団体が選ばれた。残る37団体は優秀賞となった。

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