西川一誠知事(右)に相互乗り入れの運行開始日を説明する福井鉄道の村田治夫社長(左)とえちぜん鉄道の豊北景一社長=21日、福井県庁

 福井鉄道の村田治夫社長とえちぜん鉄道の豊北景一社長が21日、福井県庁を訪れ、西川一誠知事に両鉄道の相互乗り入れを3月27日に運行開始すると報告した。両社長は県の支援にお礼を述べた上で「生活圏の異なるお客さまが、電車1本でスムーズに行き来できる。使いやすいダイヤで乗客数を伸ばしていきたい」と決意を示した。

 また、福鉄福井駅前線(通称ヒゲ線)のJR福井駅西口広場への延伸も、相互乗り入れと同日に開始することを説明した。

 鉄道と軌道(路面電車)で異なる事業者が乗り入れるのは全国初のケース。村田社長は「既存の施設を使い、二つの地方鉄道が行き来できることはものすごいインパクト」と述べた。ヒゲ線延伸についても「JRと電車、バス、タクシーの交通結節がよくなる」とメリットを説明した。

 両鉄道の乗客数は年々伸びており、村田社長は「一段と飛躍するためのステージにしていきたい」と強調。豊北社長も、両鉄道の乗り継ぎ利用の運賃を一体化した「連絡運賃」利用者が増えていることを紹介し「しっかりPRしていけば、相互乗り入れで年間5〜6万人にご利用いただけると思う」と力を込めた。

 西川知事は「うまく利用してもらい、乗客が増えるよう努力を」と求め、レトロ感の漂う車両の活用や切符売り場などについて質問した。山田賢一総合政策部長が「利便性を高めるため、ダイヤの改善を重ねてほしい」と要望したのに対し、村田社長は「買い物や通勤通学がさらに便利になるよう、今のダイヤにプラスアルファができないか、えち鉄とこれから詰めていきたい」と述べた。

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