高浜原発3、4号機の運転差し止め訴訟に向けて会見する中嶌哲演代表(右)=16日、福井県教育センター

 原発に反対する福井県の住民らでつくる「福井から原発を止める裁判の会」は16日、臨時総会を福井県教育センター(福井市)で開いた。再稼働手続きが進む関西電力高浜原発3、4号機(同県高浜町)の運転差し止めを求め、東京電力福島第1原発事故から5年を迎える3月11日に福井地裁へ提訴することを正式に決めた。

 同会によると、高浜2基の再稼働を差し止めた仮処分決定を取り消した昨年12月の福井地裁の判断の不当性のほか、再稼働によって人格権が侵害されること、放射性廃棄物の処理方法が確立されていないことなどを主張する。判決が未確定でも即時に効力を発揮する仮執行宣言も求める。

 原告には福井県をはじめ、関西圏の住民、仮処分の申立人、元原子力技術者も加わる予定で、今後も地域を限定せず広く募っていく。

 総会後に開いた記者会見で中嶌哲演代表(73)=同県小浜市=は「福島事故が風化しようとしている。なぜ原発の差し止めが必要なのか、一般の人にも分かりやすい裁判を展開したい」と述べた。

関連記事
あわせて読みたい