初防衛を果たした坪田翼クイーン(右)と会見で喜び合う夫の裕史さん、長女の優ちゃん=9日、滋賀県大津市の近江神宮勧学館

 クイーン位戦で初防衛を果たした坪田翼クイーン(33)=東京都在住、福岡県出身=は、夫の裕史さん(33)=福井県あわら市出身=らの支えで出産のブランクを乗り越えた。昨年7月に生まれた長女優ちゃんを抱き、「気持ちのいい試合で、苦しい場面が続いたが楽しかった」と会心の笑顔をみせた。

 妊娠4カ月半で戦い抜いた昨年のクイーン位戦後、一時競技を離れ、練習を再開したのは昨年9月。現役選手の裕史さんが自宅近くの公民館で練習相手になり、翼さんが都心近くの練習場に出かける時は育児を担った。「協力なしでは練習できない。子どものためにも頑張らなければ」。インタビューで家族の存在を問われ、うれし涙を浮かべた。

 翼さんは復帰後の初戦でいきなり優勝。裕史さんも「若いころに比べてスピードは落ちているが経験でカバーしている」と舌を巻く。

 年末年始の約2週間を裕史さんの実家で過ごし、福井渚会への出稽古で調整した。川崎文義八段らを相手に1日3、4試合をこなし、男子のスピードに食らいついた。「クイーンは(みんなの)目標になる存在。勝ち続ける選手になりたい」と自負をにじませた。

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