山門を出て寒修行の托鉢に向かう雲水たち=6日、福井県小浜市伏原の発心寺

 福井県小浜市伏原の曹洞宗発心寺の寒修行(寒行托鉢(たくはつ))が6日、始まった。黒い法衣(ほうえ)に網代笠(あじろがさ)を深くかぶり、わらじを履いた雲水たちが「ほうー」と独特の声を発し、鈴の音を響かせながら古い町並みが残る旧市街地などを回った。

 発心寺の托鉢は、寒さが厳しくなる「寒の入り」から毎年行われ、新春の風物詩となっている。

 初日は雲水6人が午前8時ごろ、山門を出発。同市のこの日朝の最低気温は6・2度と4月上旬並みだったが、それでも雲水たちは白い息を吐きながら、国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)に選定されている「小浜西組」の路地などを回った。

 市民らが、玄関先に出たり自転車を止めたりして浄財を手渡すと、雲水は深々と頭を下げて合掌。例年に比べ暖かい中での托鉢に、雲水の1人は「修行に気候は関係ない。ただ、寒い方がやはり体力的には厳しいです」と話していた。

 寒修行は2月3日の節分まで続く。

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