職員に年頭の訓示を行う田口康本部長=4日、福井県敦賀市の原子力機構敦賀事業本部

 日本原子力研究開発機構敦賀事業本部の年頭式典は4日開かれ、運営主体の変更が勧告されている高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)について、田口康本部長は「徹底的な改善に全力を傾注し成果を示さなければならない」と職員に訓示した。

 式典は同事業本部で開かれ、田口本部長は約110人の職員に「昨年の保安規定違反のほとんどは改善の過程で必然的に生じたもので、保守管理は着実に向上している」とし、勧告後ももんじゅの安全管理の責任は変わらないと強調。「地元からは過分と言ってもよいほどの理解をいただいている。信頼に応えよう」と呼び掛けた。もんじゅの青砥紀身(あおとかずみ)所長も「士気を高め力を出し尽くし、国民の負託に十分答えられる集団であることを証明しよう」と訴えた。

 もんじゅをめぐっては、保守管理の不備が相次ぎ原子力規制委員会が昨年11月、文部科学相に新たな運営主体を示すよう勧告した。文科省は先月28日に有識者検討会の初会合を開催。半年程度で意見をまとめる。

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