関西電力の森詳介社長は五日、電気事業連合会が近く公表予定の「プルトニウム利用計画」に、関電が高浜原発(高浜町)3、4号機で予定する、プルトニウムを一般の商業炉で燃やす「プルサーマル」の具体的な開始時期を盛り込まないことを明らかにした。

 年始のあいさつに訪れた敦賀市役所で記者団に語った。

 森社長は「今は(二○○四年の美浜原発死傷事故の)信頼回復に努め、美浜3号機を起動させることが大事」と話し、同機の運転再開まではプルサーマルを進めないことをあらためて表明した。

 電事連は、日本が余剰プルトニウムを持たないことを内外に示すため、国の原子力委員会の求めに応じて、各電力会社がプルサーマルで使うプルトニウムの量や開始時期などの利用計画の取りまとめを進めている。

 だが、関電は美浜原発事故後、プルサーマル計画が中断したままで、トラブル隠しの影響で同様に中断状態の東京電力とともに、プルトニウム利用計画に開始時期などを明記できるかどうか注目されていた。

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